京都 キネシオテーピングのプロ

京都在住 キネシオのプロが、キネシオテーピングを用いたスポーツ傷害等の治療例やパフォーマンスアップ例を紹介します。

これは困った・・・

ある格闘技の若い選手。

以前肩を傷めて通っていたのですが、久しぶりに連絡があって来院。

今度はどうしたのかなと思っていたら、試合でハムストリングを肉離れしたらしく、かなりの内出血。

 

内出血はかなり浅いところであるので、そんなに大したものではないと思ってやりだしたのですが、痛がり方が尋常ではない。

 

前日の試合で傷めたのですが、その日もある事情で監督に「試合に出るだけ出ろ」と言われ、その場にいたトレーナーにアスレティックテープで圧迫してもらったそうですが、これが曲者。

本来なら内出血を流さなければいけない。という事は皮膚を軽く持ち上げ内出血を流してあげなければいけないのですが、圧迫してしまったので、余計に内出血が滞留してしまったようです。

 

おまけにそこで無理をしたので、内転筋等も傷めてしまったので、ハッキリ言ってどこを触っても痛くてたまらない、しっかりした検査をしたくてもその姿勢が取れない、といった困った状態になっていました。

 

そういう次第でスッキリした状態で帰ってもらう事は無理でした、残念です。

それにしても、この後国体も控えている大事な時期に何故そこまで強行に試合に出させたのか、その場にいたトレーナーの方も何故内出血がひどくなる圧迫をしてしまったのか、あらゆる事が逆効果になってしまったようです。

 

「キネシオテーピングのプロ」 京都府京都市伏見区 楽水庵のホームページ